臨床検査ネットQ&A
目 次
最新の質疑応答本文へ | 一般検査 | 血液検査 | 生化学検査 | 免疫学的検査/血清検査/輸血検査 | 微生物検査 |
生理検査 | 病理検査 | 診療報酬 | その他
一般検査
- 尿沈渣における卵円形脂肪体と脂肪顆粒細胞の違いについて。
- 24時間クレアチニンクリアランスと同時ICGを実施について。
- 尿沈渣の結晶がEDTAを加えると消える理由を教えて下さい。
- 髄液細胞数の精度管理を行うのに、当直業務にも適用できるいい方法はないでしょうか。
- 尿沈渣に見られる扁平上皮細胞に付着している細菌について教えて下さい。
- 尿沈渣に見られる脂肪顆粒細胞と、脂肪顆粒を含有している子宮内膜細胞や前立腺由来細胞は区別が可能でしょうか。また白血球の脂肪変性にはどんな意義があるのでしょうか。
- 無晶性リン酸塩円柱の中に無晶性リン酸塩結晶が見られる場合の意義は何でしょうか。
- 尿沈渣に見られるウイルス感染細胞は、免疫不全の患者にも認められますが、区別は可能でしょうか。
- 一般検査における脂肪球と脂肪顆粒の違いについて教えて下さい。
- 解熱剤を飲んだ患者さんで、血清ビリルビンが正常なのに、尿ビリルビンが陽性となりました。薬剤の影響と考えてよいでしょうか。
- 糖尿病患者等の尿沈渣には悪性細胞に似た異型細胞を認めることがありますが、出現の機序と悪性細胞との見分け方を教えてください。
- 尿、脳脊髄液および穿刺液の糖の定量測定において、検体の遠心分離は避けるべきでしょうか。
- 尿細管上皮等、わずかな数でも異常とされる尿沈渣所見は、標準法の強拡大1視野当たり(HPF)ではなく、弱拡大1視野当たり(LPF)で表現した方が臨床的に有用ではないでしょうか。
- 尿の浸透圧を測定する際、遠心後でないと測れない検体がありますが、遠心操作によるデータへの影響はないでしょうか。
- 蓄尿に用いられる添加物の検査項目による違いについて教えてください。
- 吐しゃ物や胃液などの濳血を調べるのに、通常の便潜血キットを使っても問題ないでしょうか。
- 脳出血急性期の患者では腎疾患がなくても尿沈査中に尿細管上皮細胞がよく認められるのですが、何故でしょうか。
- 健康診断で毎年尿検査が陽性なのに、精密検査では異常の見られない方がいます。どうしてでしょうか。
- シスチン尿症疑いの乳児の尿沈渣が提出されましたが、シスチン結晶が見つかりませんでした。小児では見つかりにくいのでしょうか。
- 生後4ヶ月の乳児の便から蝿の幼虫が検出されました。体内に寄生することもあるのでしょうか。
- 便中の赤痢アメーバを顕微鏡で見つける方法を教えてください。
- 尿沈渣中の尿細管上皮細胞はどのくらい出ていたら病的なのでしょうか。基準値はあるのでしょうか。
- 便のビリルビンとウロビリンの検査で、シュミット法は試薬に塩化第二水銀を含むため環境汚染の心配があります。これに代わるよい方法はないでしょうか。
- 尿沈渣でレシチン顆粒の判断に迷うことが多く困っています。確実な判定法があれば教えてください。
血液検査
- HbA1cの基準値について
「糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告」によりますと、境界型は糖尿病特有の合併症は少ないが、動脈硬化症の危険は正常型よりも大きい。HbA1c(国際標準値)が6.0~6.4%(HbA1c(JDS値)が5.6~6.0%)の場合は、糖尿病の疑いが否定できず、また、HbA1c(国際標準値)が5.6~5.9%(HbA1c(JDS値)が5.2~5.5%)の場合も含めて、現在糖尿病でなくとも将来糖尿病の発症リスクが高いグループと考えられる。とありますが、日本臨床検査医学会標準化委員会の「学生用共通基準範囲の考え方と利用時の留意事項」のよりますと、学生用基準範囲として5.6未満(JDS値)、学生用備考には境界型=5.6-6.0%と記載されています。境界型として、HbA1c(国際標準値)が5.6~5.9%(HbA1c(JDS値)が5.2~5.5%)の場合は含まれないのでしょうか。5.2未満としていない根拠などありましたら、教えていただきたいとメールさせていただきました。よろしくお願いいたします。 - 赤血球恒数の生理的変動の許容範囲について教えて下さい。
- 血液ガス(ヘパリン採血)用の検体の血算検査への転用について教えて下さい。
- 新生児ビタミンK欠乏性出血予防のためヘパプラスチン測定を実施しておりますが、その測定の必要性、意義、基準値についてご教示してください。
- (造血幹細胞)移植に伴う合併症の一つにTMA(Thrombotic microangiopathy)が挙げられ、破砕赤血球が出現しますが、ウエッッジ法で標本を作製した際のアーティファクトを考慮にいれると、具体的にどのような赤血球をTMA由来の破砕赤血球ととればいいのでしょうか? また、完全にアーティファクトを最小限に抑え、TMA由来の破砕赤血球のみをつかまえる標本作製方法があるのでしょうか?
(Q-2)他の移植を行っている施設はどのような形で破砕赤血球の確認と頻度(量)を表現しているのでしょうか? - 血漿中のFDP及びDダイマーを、同一検体にて凝固自動測定装置STA-R(ロシュダイアグノスティック社)で測定したところ、 FDP 23.57μg/ml、 Dダイマー125.0μg/mlと逆転したデータが得られました。プローゾーンの影響も見られず、RA(-)でしたが、逆転の原因として何が考えられるでしょうか。試薬はFDPがコアグソルオートP- FDP 、 DダイマーがSTA LIATESTを使用しています。以上よろしくお願いします。
- 肝機能が悪く総ビリルビンが高値の方で、赤血球恒数MCHが36pg以上、MCHCが36%以上になるのはなぜですか?また、高ビリルビンの場合、血算計での赤血球の溶血不良が原因でMCHやMCHCが高値になることがあると聞いたことがあるのですが、溶血不良がおきればHbの値は真の値よりも低値となり、MCHやMCHCも低値になるのではないかと思えるのですが、いかがでしょうか。
- 36歳の初産婦の(輸血歴なし)ABO式血液型を調べたところ表試験抗A血清(4+) 抗B血清(2+) A1レクチン(-) 裏試験A1血球(-) B血球(1+) O血球(-)と言う結果を得て、判定保留となりました。こういう場合どのように考えればよいのでしょうか。
- 抗生物質カナマイシンについて偽血小板減少検体への対応として、硫酸Mg、過剰量EDTA、FC管などありますが、他の病院では抗生物質カナマイシンを添加しているとききました。どういう機序でカナマイシンが有効なのか、また、カナマイシンに至った経緯を教えて下さい。硫酸Mg、過剰量EDTA 、FC管についてもお願いします。ちなみに私の施設では「テオフィリン」を用いていますが、今まで偽血小板減少について「テオフィリン」にふれた文献をみたことがありません。ご存知でしたら教えて下さい。そして、今のところ「偽血小板減少の詳細な機序は解明されておらず」となっているようですが、どの程度まで解明されているのでしょうか。どうぞよろしくお願いします。
(Q-1)偽血小板減少者用抗凝固剤としてカナマイシン加EDTA塩に至った経緯、どういう機序でカナマイシンが偽血小板減少者に対しで有効なのか?
(Q-2)硫酸Mg、過剰量EDTA についてもお願いします。
(Q-3)偽血小板減少について「テオフィリン」にふれた文献
(Q-4)偽血小板減少の詳細な機序は、どの程度まで解明されているのでしょうか - 産婦人科から出てくる血算で、自動血球装置のIMチャンネルで幼若顆粒球を示すフラグを示す事が多く、念のため血液像をみてみると、正常者では考えられない割合で幼若顆粒球が見られます。ただ単に造血機能が亢進しているためなのか、妊婦には髄外造血が起こっているのか、本当に骨髄の疾患なのか、教えてください。
- 血液凝固検査では、動脈血は一般的に使用されないということですが、どうしてなのでしょうか。
- 当院では乳児の一ヶ月検診の際、ヘパプラスチンテストを実施しております。その際、足のかかとからヘパリン処理済の毛細管に採血しております。ヘパリン採血による血漿を用いて、アズウェルのオプション2で測定しています。この時検量線は、クエン酸ナトリウム採血による血漿用のものを使用いています。試薬はロシュ・ダイアノスティックス株式会社の複合因子測定試薬「RD」です。
先日ドクターから検査値が不安定であるという指摘を受けました。考えられる原因はヘパリン採血か、組織液の混入です。ヘパリン採血による血漿とクエン酸ナトリウム採血による血漿では、どのような違いがあるのでしょうか。また、ヘパリン採血はどのような影響を受けるのでしょうか。検量線はクエン酸ナトリウム採血による血漿用のものを使用したのでよいのでしょうか。現在、全血による測定を検討中です。他に良い方法があれば教えていただきたく思います。 - DICなどで、血小板の減少、TATの増加が起こる時、このふたつに相関関係があるのでしょうか。私は動物の実験で、ラットDICモデルをおこなっているのですが、きれいな相関関係がありません。ヒトについてはどうなのかと思って質問しました。
- トロンボテストがPIVKAの影響を受けて、ヘパプラスチンテストが影響を受けない理由と、トロンボテストがどのような形でPIVKAの影響を受けるのかについて教えてください。
- 後天性第VIII因子欠乏症の患者のインヒビター出現例において、ATIII、α2PIが低下が見られました。これは、どのように解釈すればいいのでしょうか?また、一般的におこり得ることなのでしょうか
- 手術前の検査から全血凝固時間を除いて、APTTに替えると言う話があるのですが、 麻酔科の医師が 「それは困る」と言ってきました。どうにかして、医者を説得したいのですが、どうしたらいいのでしょうか?
- 近頃インフルエンザの疑いで受診される患者の中に血小板が増加してる人が多いのですが、インフルエンザと何か関係があるのですか。
- 血液塗抹標本で、異型リンパ球の割合はどの程度で臨床的意義があるのでしょうか。また逆に、どの程度であれば健常人にも認められるのでしょうか。
- EDTA-2K、EDTA-3Kの採血管がありますが、使い分ける必要のある検査項目があれば教えて下さい。
- 全自動血球計から排出される廃液を直接下水へ流すのは問題ではないか、と医療監査で指摘されたのですが、どう対処すればよいでしょうか。
- 2才男児で血小板数の著しい減少と巨大血小板を認めます。鑑別診断を教えて下さい。
- 貧血を来さない疾患の患者なのに、入院すると1~2か月の間にヘモグロビンが1~2g/dl低下傾向を示す方が多いように思います。なぜでしょうか。
- 新生児のPIVKAの血中濃度を測定する意義を教えて下さい。
- ニューメチレンブルー染色で、網赤血球の網状物質と、ハウエル・ジョリー小体あるいはその他の紛らわしい小体との見分け方を教えて下さい。
- リンパ球サブセット解析でCD3弱陽性細胞がみられましたが、ATL抗体は陰性でした。他にどのような疾患が考えられるでしょうか。
- INR表示の導入を検討中ですが、未だに試薬間差が解消されていません。どう対処したらよいでしょうか。
- トロンボテストとプロトロンビン時間を同時測定した場合、いずれか1項目しか算定できないと聞きましたが、なぜでしょうか。
- 末梢血液像においてATL様の異形リンパ球がみられましたが、HTLV-I抗体は陰性でした。標本作製時に変形した可能性はあるでしょうか。
- 72歳の男性で血液像に単球が25%~45%見られ、貧血以外特に所見がなく、骨髄は有核細胞数が30万でした。何を考えたらよいでしょうか。
- 血小板の基準値は施設によって少し異なりますが、公的機関等で認定されたものはないのですか。
- 凝固検査の抗凝固剤としてクエン酸ナトリウムが用いられるのはなぜでしょうか。またEDTA塩を用いないのはなぜでしょうか。
- 先日3歳の男児で次のような結果が外注検査センターから返ってきました。どのような原因が考えられるでしょうか。
1回目 再検 APTT 69.8sec 28.3sec PT 17.0sec 9.7sec PT活性 41.0% 177.7% - 本態性血小板増加症で血清カリウム値が上昇するのはなぜですか。
- 血小板数が141万/μlという異常高値を示す患者さんがいました。通常の検査ではLDH、血清Kがやや高値、APTTがやや延長している以外は他に異常を認めません。どのような病気が考えられますか。
- 一酸化炭素ヘモグロビン、メトヘモグロビンおよび胎児ヘモグロビンの臨床的意義を教えてください。
- 平成10年度の診療報酬改定で新設された造血器腫瘍核酸増幅同定検査(2,000点)について、対象項目や施設基準を教えてください。
- 凝固検査につきINRによる報告を求められましたが、近隣の施設ではまだのようです。全国的にはどのくらい普及しているんでしょうか。
- 血液塗抹標本にわずかでも血小板凝集が見られた場合、(±)などとして報告すべきでしょうか。
- 巨大血小板の出現している検体で血小板凝集能を測定するとき、通常の方法では大きい血小板を分離できないと思います。よい方法があれば教えてください。
- 血液の塗沫標本は、作成してから染色までに時間がたつと青く染まる傾向があります。どのような原理でそうなるのでしょうか。
- 血液塗抹標本を作製する際、塗抹後の乾燥は自然乾燥と強制乾燥のどちらが良いでしょうか。
- 好中球は成熟すると分葉していきますが、細胞化学的にどのような変化が起こるのですか。また過分葉が臨床的に問題になるのはなぜですか。
- 血液塗抹標本上のリンパ球は透明な細胞質のものや、濃い青色の小さいリンパ球など様々ですが、リンパ球の形態自体に何か臨床的な意味があるのでしょうか。
- 遺伝性球状赤血球症の疑われる患者に、赤血球浸透圧抵抗を調べる目的でCPCを行ったところ、HEP 85mOsm、HMP 101mOsm、HSP 111mOsm、HW 26でした。結果の解釈について解説してください。
- 血小板凝集能の検査を行うとき、惹起物質の種類と濃度をどのように選択したらいいか教えてください。
- EDTAによる偽血小板減少症は何らかの疾患と因果関係があるのでしょうか。
- 老人で軽度の貧血があり、他の血球異常や消化管出血等の基礎疾患が認められない場合、加齢による骨髄造血能の低下と考え経過を見てよいでしょうか。
- DICを疑ったとき、FDPおよびDダイマーを同時測定する臨床的な必要性はあるのでしょうか。
- 凝固検査のINR表示について、(1)まだあまり普及していないが、導入すべきかどうか、(2) ISIはメーカー設定値と自施設で求めた値のどちらを用いるべきか、(3)INR表示を用いる場合の問題点、注意点等につき、ご教示ください。
- 現在血液塗抹標本の染色に広く用いられている染色液について、組成の違いおよびメーカー間差と、染まり方の差との関係について教えて下さい。
- アンチトロンビンIIIの測定は活性値とタンパク量についてそれぞれ行われていますが、臨床上どちらが有用なのでしょうか。またこれらの測定値が解離するような症例もあるのでしょうか。
- βトロンボグロブリンの(1)臨床的意義、(2)判定基準、(3)検体採取時の注意点について、分かりやすく説明してください。
- 電離放射線検診の血液一般検査で骨髄球が0.5%認められました。貧血や白血球増加もありません。どのように対処すればよいでしょうか。
生化学検査
- 健康診断でHDLコレステロールが120mg/dl以上の人が931人の女性の中に7人いました。HDLコレステロールの基準値には上限が設定されているときと上限がない場合とがありますが高HDLコレステロールの臨床的意義はどうなっているのでしょうか?
- 日本人の体型が大型化している今日、1.48m2という標準体表面積は疑問が有ります。また、国際化が進んでいることも有り、人種や、出身国が日本以外の方に対してクレアチニン・クレアランス算定時に1.48m2をそのまま適用することに疑問を感じております。そこで質問ですが、
1.今後この値が見直される可能性があるのか
2.各国の標準体表面積値はいくらなのか
3.日本人であっても年齢別(20~40歳台と、50~70歳台など)別々の値を適用する方向にあるのか、 以上の点について御教示ください。 - 新生児代謝異常スクリーニングの精度管理しておられるDr. より「バニリルマンデル酸(VMA)には異性体が存在しているが生体内での比率を教えてほしい」との質問を受けました。血液中、尿中のどちらでも構いませんので教えてください。
- 下記の検査を実施したのですが、診断に苦慮しています。GOT 49、GPT 24、ALP 380、γ-GTP 108、TG 221、血小板数38.6、蛋白分画(βグロブリン)12.1%、ALPアイソザイム(ALP1 6.5%、ALP2 64.2%、ALP3 29.3%)、腹部エコー異常なし、症状は特になし。以上のデータより考えられる疾患をご教示下さい。
- 私の質問について、透析後に除水され、濃縮されTPは上昇する患者が理論的にマッチしていることは理解できました。それに対し、極まれではございますが、低下したりする患者がいることがあります。この患者はどう説明できるのでしょうか、教えてください。
- 透析後のデータを見る採血はいつ採取すればいいのでしょうか。理想的には透析終了後10分ほどたってからシャントとは逆の腕から採血すべきかと思いますが、現状では難しいと思います。現実的にどのタイミングでどのように採血すればいいか、シングルニードルの場合と2本刺しの場合について教えて下さい。
- 食生活がレニン活性と高血圧に及ぼす影響の差を見るため、2年前の定期健診時の空腹時に採取した血液を使って、血漿レニン活性を測定しても問題ないでしょうか。またEDTA入りの全血を放置後採取した血漿、あるいは血清を用いて測定しても問題ないでしょうか。
- 透析後のTPが透析前のTPより増加するのはなぜですか。
- 24時間クリアランスに直すと非常に大きな値を示す患者がいます。身長169.0cm、体重73.0kg、ピクリン酸法U-CRE 284mg/dl、酵素法U-CRE 289mg/dl、血清 CRE 0.74mg/dl、尿量2200ml/day、24Ccr 676.8で、1カ月前もほぼ同様の結果でした。どのような原因が考えられますか。
- クレアチニンクリアランスに必要な体表面積の求め方がよく解りません。現在DuBoisの式による表を使っているのですが、小児など表に当てはまらないことがあります。簡単に求められる計算式があれば、教えて下さい。
- 前日の午後(pm15:00~18:00)の活動状態を反映する指標として、「夜間・早朝尿」の17-OHCS、17-KS-Sを測定したいと思います。この採尿の方法として、ある論文に「就床前排尿し、起床時採取」とありましたが、
(1)夜中に排尿したくなったとき、この尿は捨てて起床時のみ採取すればよいのか、夜中の分も蓄尿するのか
(2)起床時の採取時は、中間尿でなく、出始めから出終わりまで全量採取をすると考えて良いのか
(3)クレアチニン比で表示するので、尿量の確認は不必要で、全量採取したもの(蓄尿または起床時全量)の一部を検査すれば良いのか
という点が不明ですので、教えて下さい。 - 尿中亜硝酸塩の試験紙法におけるアスコルビン酸の影響について調べ、反応原理はわかったのですが、どの過程が妨害されるのかがわかりません。教えてください。
- トロポニンT2より感度が良いと言われているトロポニンT3は、全国的にどのくらい普及しているのでしょうか.また基準範囲を教えて下さい。
- 精度管理用血清を凍結乾燥品から凍結液状品に変える場合、溶解後再凍結は可能なのか、冷蔵保存でどのくらい安定があるのか、あるいはどんな点を気をつけたら良いでしょうか。また管理血清を総合的に扱った文献があれば教えてください。
- 電解質測定に用いられるイオン選択性電極(第4級アンモニウム塩、バリノマイシン、クラウンエーテル)について教えて下さい。
- 測定系に対するビリルビンの影響を調べるとき、なぜ抱合型と遊離型の両方を使ってチェックする必要があるのですか。
- コレステロール関連検査の年間件数と売り上げを教えて下さい。
- バンコマイシンの血中濃度をモニターする際知っておくべきことを教えて下さい。
- キシロース吸収試験の尿検体の扱いと検査時の注意を教えて下さい。
- 酵素活性の国際単位の測定条件ついては「温度は必ず記載し、できれば30℃」と決められていますが、検査報告書に何の記載もない場合でも、37℃で測定されることがあるのですか。
- 透析施設で検査を担当していますが、よく測定するBNPについて教えて下さい。
- 海外では国際単位が中心なので換算に困っています。対処法と日本など各国の今後の普及の見通しを教えて下さい。
- 唾液中コルチゾールの測定キットの入手方法を教えて下さい。
- 検査報告書にある「乳び、溶血、色調」はどのように解釈したらよいのでしょうか。
- 有機溶剤健康診断の結果2,5-ヘキサンジオンが高値の作業者が見つかりました。どのように対処したらよいでしょうか。
- アルカリフォスファターゼ(ALP)だけが異常低値を示す場合、何を考えればよいでしょうか。
- 生化学検査で総ビリルビンのみ異常を示す場合何が考えられますか。また絶食による影響ではどの程度の異常値を示すでしょうか。
- 臨床検査技師志望ですが、遺伝子検査の今後の見通しと、遺伝子関連の大学院について教えて下さい。
- 肺癌検診に有用な腫瘍マーカーや適切なcut off値について教えてください。
- 低血糖発作について、(1)血糖の低下スピードと意識障害発生のタイミング、(2)低血糖による脳細胞の障害機序について教えてください。
- 食後血糖値による糖尿病の診断基準がありましたら教えてください。
- LDLコレステロールの直接法による測定値とFriedewaldの換算式で得られる値とが一致しません。どう考えればよいでしょうか。
- 血液透析患者でASTやALTが著しく低い値になるのはなぜでしょうか。
- PTHの各種測定法の違いを教えて下さい。
- 蓄尿に用いられる添加物の検査項目による違いについて教えてください。
- 本態性血小板増加症で血清カリウム値が上昇するのはなぜですか。
- クレアチニンクリアランスを測定するとき、患者さんの拘束時間をなるべく短くするにはどのような方法があるでしょうか。
- 特に症状がなく一般的な検査データにも異常が無いのに、フェリチンだけが200~2,000と変動する方がいます。どう対処すべきでしょうか。
- 「鉄飽和率」の求め方と臨床的意義を教えて下さい。
- 検診で血清総蛋白が9.0 mg/dlを超えた方がいますが、他に異常を認めません。どのように対処すればよいでしょうか。
- IU(国際単位)の単位および標準物質の根拠について教えて下さい。
- トロンボモデュリン(TM)は血管内皮細胞の損傷マーカーと考えられていますが、動脈硬化ではプラーク形成や損傷発生の段階で高くなるのでしょうか。
- クレアチニンの測定をヤッフェ法から酵素法に変更したら、クレアチニン・クリアランスが高く出るようになりました。酵素法での基準範囲があれば教えてください。
- 平成10年度の診療報酬改定で新設された造血器腫瘍核酸増幅同定検査(2,000点)について、対象項目や施設基準を教えてください。
- Neurofibromatosis type 1の遺伝子異常、解析法および解析可能施設等につき教えてください。
- アミロイドβ前駆体(ABPP)とアルツハイマー型痴呆症の老人斑との関連はどこまで分かっているのでしょうか。またどのような施設で測定できるのでしょうか。
- 抗生物質のセフメタゾール(CMZ)を投与中の透析患者で、血清クレアチニンの値がBUNとの比較で高過ぎるように思います。どのように解釈すればよいでしょうか。
- 吸光度を表す用語として(a)optical density(O.D.)、(b)absorbance、(c)extinctionがありますが、これらの違いについて教えてください。
- 病棟採血の検体で血清K値が6.4mEq/lであったため、取り直したところ4.6mEq/lでした。TP・Alb・T-Bil・AST・ALT・ALP・LDH・BUN・Cre・UA・Na・Clは正常範囲で有為な変化はありません。ときどき起こるのですが、何が原因でしょうか。
- 尿中のメタネフリンの基準値(mg/day)が、0.12 - 0.49(S社)、0.14 - 0.46(B社)、1.3未満(米国M社)、0.30 - 0.27(臨床検査提要第26版)と検査会社や文献により異なっているのはなぜですか。
- 血糖負荷試験で血糖曲線がでこぼこ型や低血糖になるのはなぜですか。
- 4ヶ月の男児で心肺停止後に代謝性アシドーシスを認め、尿中NAGが5.1U/l、尿中β2MGが803μg/lでした。腎障害があると考えて良いのでしょうか。
- ドライケミストリーによるクレアチニンキナーゼ(CK)の測定を検討したところ、UV法の測定値と乖離する検体があり、前者が89U/l、後者が249U/lでした。小規模診療所で単独稼動の予定ですが、原因と今後の対策につきご教示ください。
- 夜尿症の診断にはいくつもの検査が必要です。外来患者の負担にならない効率的な進め方はないでしょうか。
- 最新の血糖定量法について教えてください。
- アイソザイム検査で陽極側へのテーリングを認めたため、マクロアミラーゼを疑って免疫グロブリンの結合を調べましたが陰性でした。他にはどんな原因が考えられるでしょうか。
- 肝線維化の臨床検査について教えて下さい。
- 現在数多くの膵関連検査がありますが、1)膵炎の検索にはどれを使うべきでしょうか、2)それらは保険で通るでしょうか。
- シリコン樹脂でできた人工乳腺の破損を、血中のシリコン濃度または抗シリコン抗体を測定して診断することは可能でしょうか。
- 血液、尿、乳汁などに含まれているダイオキシンの濃度を、一般の検査室で測定することは可能でしょうか。
- 肝硬変症例でGOT>GPTとなるメカニズムを教えて下さい。
- MCTD小児患者の胸水中のアデノシンデアミナーゼ(ADA)が55U/lを示しましたが、胸水の好酸菌培養及びツ反は陰性でした。自己免疫疾患による胸水ADA活性の増加と考えてよいでしょうか。
- 甲状腺機能を調べる場合、FT3・FT4濃度ではなく、あえて総T3・総T4濃度を測定する意味はあるのでしょうか。
- CK活性がゼロ(0IU/L)を示す症例が見つかりました。他に異常は見られませんが、何が原因でしょうか。
- ラムダ鎖型のベンス・ジョーンズ蛋白が検出された血清の蛋白分画にMピークが認められません。なぜでしょうか。
- 18歳男性の集団健診で午前10時頃採血した検体の血清鉄の半分近くが異常高値を示したので、数日後午前11時頃再び採血したところ測定値が半分以下になりました。原因として何が考えられるでしょうか。
- GOTとGPTのアイソザイムの種類と測定法、又その臨床的意義を教えて下さい。
- 糖尿病性腎症の早期発見に欠かせない尿中微量アルブミンですが、他にはどんなときに見られるのでしょうか。
- 胸痛の患者さんで、CKは200から500IU/l程度まで、CK-MBは10から25 IU/l まで上昇しましたが、心電図、RIでは所見がありませんでした。ただ、心筋に特異的といわれる心筋トロポニンTも <0.1から0.78ng/mlまで上昇したのですが、どう解釈すれば良いのでしょうか。
- 肝臓は悪くないのに総胆汁酸の測定値がときどき高くなることがあります。どんな原因で上昇するのでしょうか。また身体に悪い影響があるでしょうか。
- 腎臓の腫瘍マーカーの種類と特異性について教えてください。
- 血中ヒアルロン酸の日内変動、高値となる原因および食事との関連について教えてください。
- HPLC法による神経芽細胞腫マススクリーニングにおいて、尿中VMA、HVAが正常上限の3倍くらいの高値を示すにも関わらず、画像診断で腫瘍を発見できない場合、食事の影響による可能性はどの程度考えられるでしょうか。
- 抗生物質を投与中の新生児からマススクリーニング用の検体を採取した場合、ガスリー法で用いる枯草菌の増殖が抑制され、偽陰性となる恐れがあります。(1)抗生剤中止後どの程度間隔を空ければ影響を防げるでしょうか。(2)どのような種類の抗生物質が影響するのでしょうか。(3)抗生剤の投与中に採取しても影響を防げるよい方法はないでしょうか。
- 卒業研究で過酸化脂質を測定したいのですが、通常用いられている方法を分かりやすく説明してください。
- 精神疾患にSIADHの合併を疑っても、水負荷試験や水制限への協力が得にくい場合が少なくありません。通常の採血または採尿だけで診断できないでしょうか。
- 胸水中のアデノシンデアミナーゼ(ADA)が1000U/lを超える異常高値を示した場合、結核菌が胸水および胃液中に培養やPCRで検出されなくても、結核性胸膜炎を疑うべきでしょうか。
- 健康診断で尿酸値が1.0mg/dl以下を示す例が見つかりましたが、他の血液データに異常がない場合、さらに精密検査が必要でしょうか。
- 検診で著しい高コリンエステラーゼ血症が見つかりましたが、他に異常がない場合どうすればよいでしょうか。
- 心筋マーカーのCPK-MB、MLC-I、トロポニンTの見方について分かりやすく説明してください。
免疫学的検査/血清検査/輸血検査
- 間接抗グロブリン法での血球洗浄操作不要について。
- 慢性B型肝炎といわれる患者で、HBs抗原陰性、HBs抗体陰性、HBe抗原陰性、HBVDNA陰性、HBVポリメラーゼ陰性、HBc抗体200倍陽性の症例が、ありました。教科書的にはあまりみないれいなので、どのように考えればいいか教えてください。
- スピロヘータと確定できる抗原検査について。
- HCV-PCR法とHCV-抗体の結果の解離について教えて下さい。患者は82才女性で、輸血歴あり(77才で
total hip replacement)。以前他院にてHCV+を指摘されたものの当院ではHCV(-)(定性的、クロマト金コロイド法でした。精査のためにHCV-PCR法と第2世代HCV-抗体検査を依頼したところ、前者RT-PCRでは<0.5KIU/mlと陰性、しかし第2世代HCV-抗体(EIA)では1.4と陽性でした(共にSRLにて)。ちなみに患者のLFT(liver
function test)はWNLです。可能性としてひとまず
1:HCV感染既往はあるものの、carrierであり血中HCVはほとんど存在しない。
2:抗体検査が疑陽性であり、HCV感染は成立していない。
の二つを考えてみました。しかし本当にこの解釈でいいのか、そしてまた他の解釈があるのか、他にすべき検査はあるのか、などについて教えて下さい。 - 血液型の抗D検査で、Duの患者がいました。Duと弱いD (+)の違いについて教えて下さい。また、憶測なのですが、同じ人で2年前にはD (+)、今年はDuと変化することがあるのでしょうか。もし変化するならその要因も教えて下さい。
- 臨床医からアナフィラキシーショックに特異的な検査項目は何かという質問
があり、
(1)血清IgE
(2)ヒスタミン遊離試験
(3)何らかのサイトカイン
(4)血中ヒスタミン濃度
等を候補として考えましたが、(1)(2)はアレルギーの検査として有効であってもアナフィラキシー状態には必ずしも特異的ではなく、また(3)に関してはその様なサイトカインが存在するか否か不明で、(4)に至っては測定可能かどうか分かりません。どのように回答すればよいでしょうか。 - 検体検査管理加算(I)に関する施設基準の免疫学検査について、ABO式血液型、Rh(D) 式血液型、クームス試験(直接・間接)が実施できる体制にあることとなっていますが、以上3点の検査に必要な検査試薬は、最低何を用意すればよいでしょうか。不規則抗体スクリーニング用血球試薬は、必要でしょうか。一応、次のとおりに揃えようと思っています。
・ABO式血液型
・抗A血清、抗B血清、A1血球試薬、B血球試薬
・Rh(D)式血液型
・抗D血清、Rh-hrコントロール
・クームス試験(直接・間接)
・クームス血清、クームスコントロール、インキュベーション、メディウム、不規則抗体スクリーニング用血球試薬 - 第3世代の抗原を用いたEIA法でHCV抗体が疑陽性となるのはどんな場合が考えられますか。また、輸血、針刺し事故以外のHCV感染経路を教えてください。現在35歳以上の検診者を対象にHCV抗体検査を行っていますが、抗体陽性者が多いように思います。
- 輸血検査用パイロット血液や抗体スクリーニング用赤血球における赤血球抗原の保存性や添加物によるアーチファクトについて教えて下さい。
- ブロメリン処理血球の物理的特性とアーチファクトについて教えて下さい。
- 血液型および不規則性抗体スクリーニングの検査を行うとき、血清と血漿の反応性の違いについて教えて下さい。
- 汎凝集反応の原因、判定時の注意、Cad抗原・Tkレセプター・Tnレセプターとの関係について教えて下さい。
- 重合アルブミンを用いた間接クームス法と通常の間接クームス法では、前者の方が感度がよいと考えられるのに、交差適合試験において後者のみ凝集が見られる例がありました。どう考えればよいでしょうか。
- 西アフリカで、未治療で無症状の妊婦のRPRとTPHAがともに陽性という例を経験しましたが、梅毒が自然治癒することがあるのでしょうか。一方、小児は梅毒を発症する例が多かったのですが、これは親が不顕性感染であっても、小児には感染しやすいということでしょうか。
- HBs抗体を粒子凝集法(PA法)で検査を行っている施設はどのくらいありますか。また、この方法を自動的に処理する装置にはどのくらいのニーズがあるでしょうか。
- 免疫学的検査装置の開発・製造を行う場合、国または県の認可および開発担当者に求められる資格について教えてください。
- 梅毒血清反応のTP抗原測定系に於いてTPHAが陰性化せず陽性反応を示しつづける例がありますが、なぜですか。また新感染症法の「報告のための基準」で、「無症候梅毒ではカルジオリピンを抗原とする検査で16倍以上かつT.pallidumを抗原とする検査が陽性のもの」とありますが、16倍以上の根拠とTP抗体価が不要な理由を教えてください。
- 補体のcold activationを疑うときになぜ血漿中のCH50を測定するのですか。 Caの影響はあるのでしょうか。
- 当院では稀に院内供血者輸血を実施しますが、供血者のHBVのスクリーニングについて、
・HBs抗原だけでなくHBc抗体も検査に加えるべきか
・その場合、HBc抗体陽性例全てを供血適応外とすべきか
・また、どの検査法を採用すべきか
についてご教示ください。 - 免疫電気泳動法の原理がどうしても分かりませんので、教えていただけないでしょうか。
- 先日、輸血のために不規則性抗体スクリーニング試験を行ったところ 次のような結果がでました。
1 2 3 Di 自己
アルブミン 1+ w+~- w+~- 1+ -
クームス法 - - - - -
何故こんな結果になるのかを教えてください。 - 照射血を輸血したときに患者さんが被曝する心配はないのでしょうか。
- 検査報告書への記名につき、何か決まり事はあるのでしょうか。特に輸血検査では問題だと思いますが。
- Rh(-)の妊婦が出産後投与を受ける抗D免疫グロブリンは、次回妊娠したときの抗体スクリーニング検査に影響しないのでしょうか。
- Rh不適合妊娠による新生児溶血性疾患に対する交換輸血には、どのような血液製剤を用いればいいのか教えて下さい。
- 濃厚赤血球と新鮮凍結血漿の依頼があり交差適合試験を行ったところ、次の結果が得られました。
生食法 ブロメリン法 クームス法
主 副 主 副 主 副
1 - +W~- - 3+ - 3+
2 - +W~- - 3+ - 3+
3 - +W~- - 3+ - 3+
自 - 3+ 3+
不規則性抗体を調べたところ、抗E抗体が存在し、直接クームスはIgGとC3C4が(+)で、解離試験で特定できる抗体は見つかりませんでした。汎凝集反応と考えていいのでしょうか。またこれらの投与は可能でしょうか。 - 輸血歴のない男性でも不規則抗体のスクリーニング検査が必要である理由を教えて下さい。
- 輸血実習用に部分凝集を呈する血液を作ることはできないでしょうか。
- 低温反応性抗体保有患者への輸血適合血の選び方について教えて下さい。
- 血液型や交差適合試験の生食法において、室温で反応させるかどうかの判断と、最低限の反応時間について教えて下さい。
- HIVの抗体検査が第3世代まで開発されてきたのは、p24などの対応抗原が変異しやすいからでしょうか。
- Rh(-)の産婦さんにグロプリンの注射を打つとき、母体血の間接クームスと臍帯血の直接クームス試験はなぜ必要なのですか。
- 次の例では自己抗体並びに不規則抗体の存在が考えられますが、設備のない施設ではどのように検査を進めたら良いのでしょうか。(臨床検査技師)
ブロメリン法 1 2 3 4 対照
1+ 0 1+ 1+ 1+
PEGクームス 1+ 0 w+ 1+ 2+
直接クームス
IgG 2+ 広範囲 2+、 C3d 0、対照 0 - 次の例で、本当にブロメリン非特異反応であるのか確認する方法を教えて下さい(臨床検査技師)
ブロメリン法 1 2 3 4 対照
w+ w+ w+ w+ w+ - 寒冷凝集反応が疑われましたが、このような確認法でよいのでしょうか(臨床検査技師)
生食法 1 2 3 4 対照
(室温15分) 1+ 1+ 1+ 1+ 1+
37度C15分 0 0 0 0 0
―
ABO(うら) A1 B
(室温15分) w+ 4+
37度C15分 0 - HIV抗体検査の結果がPA法128倍陽性、ウエスタンブロット法でp24のみ陽性となり、HIV抗原は陰性でした。どう解釈したらよいでしょうか。
- 肺癌検診に有用な腫瘍マーカーや適切なcut off値について教えてください。
- 交差適合試験のクームス法にて、主試験、副試験、自己対照全てで陽性、不規則抗体も全てで凝集が見られ判定不能でした。どのように対処すればよいでしょうか。
- 交差適合試験で副試験と自己対照だけがクームス(抗グロブリン)法で陽性となりました。どのように報告したらよいでしょうか。
- ヘパリン採血した血液や、クロットH等の凝固促進剤を入れて凝固させた血液を、輸血検査に用いても大丈夫でしょうか。
- 甲状腺自己抗体の抗TPO抗体、サイログロブリン抗体検査について、(1)測定値は治療により変動するのでしょうか、(2)RIA法とEIA法の基準値が異なるのはなぜでしょうか。
- ポ-ルバンネル反応で、まず37℃2時間、その後冷蔵庫に1晩放置、さらに判定前に37℃15分間という温度条件は、どのような理由から設定されているのですか。
- 抗原過剰の「フック現象」と「プロゾーン現象」の違いを教えてください。
- 輸血用の濃厚血小板を冷蔵庫に入れてはいけない、そしてたえず攪拌していないといけないという理由は何ですか。
- 輸血製剤に放射線照射をするかしないかは患者の重症度で決まるのですか。
- Rh(+)の受血者にRh(-)の血液を輸血することに何か問題はあるでしょうか。
- 手術前などのHIV検査について、(1)保険請求が認められる条件、(2)結果報告書の届け方、(3)インフォームドコンセントにおける注意点について教えてください。
- 直接クームス陽性の患者に交差適合試験を行うとき、間接クームス法における自己対照が陰性になることがあります。原因は何でしょうか。
- 腰痛を主訴とする75歳の女性に大量のM蛋白が検出されました。骨髄腫の可能性と鑑別診断についてご教示ください。
- 結節性紅斑で加療中の女性が両膝関節痛のため歩行困難となっています。ベーチェット病や膠原病等の所見はなく、軽快しつつあるので生検をせずに経過を見ていますが、さらに追加すべき検査があればご教示ください。
- 多発性骨髄腫の患者で、免疫グロブリンのM蛋白と共に尿中ベンスジョーンズ蛋白(BJP)が認められることがあります。これは軽鎖のみを産生する骨髄腫細胞が存在するのか、あるいはM蛋白から軽鎖が遊離するのか、あるいは別の機序なのでしょうか。
- B型肝炎ウイルスのワクチン接種後の抗体価は、定量値ではどのくらいあれば感染予防効果があるのでしょうか。
- HCV抗体陽性者の検査の進め方と、HCV-RNA検査の種類と選び方、HCV-RNAとHCVコア抗体の同時測定が保険で算定可能かどうかを教えて下さい。
- Kidd式血液型で表現型がJk(a-b-)となることはあるのでしょうか。また抗体スクリーニングにJk(a+b+)の赤血球が不適なのはなぜですか。
- Type & Screenで輸血が必要になった際、簡易法による交差適合試験だけで出庫できるのは何単位程度まででしょうか。
- 水痘帯状ヘルペスのワクチン接種の指標となる臨床検査について教えてください。
- 血清が分離出来ない程のクリオグロブリン血症の患者に、次の検査所見を認めました。
・リウマチ因子陽性(RF:1000IU以上)
・血清免疫電気泳動においてIgM型M蛋白陽性(IgM:2000mg/dl以上)
・ベンスジョーンズ蛋白陽性
この症例について、(1)どのような病態を考えるべきか、(2)経過観察の指標に適したクリオグロブリンの定量法、(3)クリオグロブリンのType分類について、分かりやすく解説してください。 - フィッシャ-症候群に特異的に見られる抗GQ1b抗体について、測定法を含めて教えてください。
- 赤痢アメ-バの抗体検査が陰性なら赤痢アメ-バ症を否定できるでしょうか。
- HBs抗原、HBs抗体がどちらも陽性を示した場合どう解釈すればいいのでしょうか。
- ウィルス抗体の種類と見方、特に小児期に感染したかどうかの見方について分かりやすく教えてください。
- タイプ&スクリーンで問題のない場合、1)ラベルの貼り間違いを考慮すると、やはり日赤血の型確認は省略できないのでしょうか、また2)凍結血漿でも汎凝集反応を考慮すると交差適合試験は省略できないのでしょうか。
- ラムダ鎖型のベンス・ジョーンズ蛋白が検出された血清の蛋白分画にMピークが認められません。なぜでしょうか。
- ABO血液型のウラ試験に自家製の血球を用いる場合の注意事項について教えてください。
- 胸痛の患者さんで、CKは200から500IU/l程度まで、CK-MBは10から25 IU/l まで上昇しましたが、心電図、RIでは所見がありませんでした。ただ、心筋に特異的といわれる心筋トロポニンTも <0.1から0.78ng/mlまで上昇したのですが、どう解釈すれば良いのでしょうか。
- HBs抗原が陽性であるにもかかわらずHBc抗体が陰性の場合、どのように対処すべきでしょうか。
- HIVの検査結果の報告を検査室から主治医に行う場合、特に注意すべき点を教えてください。
- 腎臓の腫瘍マーカーの種類と特異性について教えてください。
- 心筋マーカーのCPK-MB、MLC-I、トロポニンTの見方について分かりやすく説明してください。
微生物検査
- 真菌の検査法(塗抹、分離培養法)を詳しく教えてください。
- 一般病院での炭疽菌同定法について。
- セラチアによる院内感染対策ついて質問します。(1)セラチアが検出されたとき、治療の必要性はありますか。また入院・外来・高齢者による違いはありますか。(2)院内の環境調査、職員検診の必要性はありますか。(3)消毒の必要性はありますか。
- レジオネラ菌の検査で、臨床検体の血清抗体価、抗原蛍光染色、PCR、尿中抗原を受託してくれる施設はないでしょうか。
- 現在、昭和ディスクを使用しています。今後NCCLS拡散法に変えたいのですが、どのような検討をしたらいいのですか。また、センシディスク法とKB法ではどちらがいいのですか。
- 結核の感染対策のため、検査従事者にツ反を実施することになりました。最低限どの検査科の職員に対し実施すべきでしょうか。
- クラミジア感染症について、最新の検査方法ならびに治療法について教えて下さい。
- 学校の実験で大腸菌の温度耐性を調べているのですが、75℃で一日培養しても僅かですが生きていました。通常の低温殺菌は68℃で15分間ですが、これでは不十分ではないでしょうか。
- 男性尿にディデルライン桿菌様の菌が見られることがありますが、どのような可能性が考えられますか。
- 以前途上国において塗抹標本のみで膣内細菌感染を判定していたとき、ディデルライン桿菌も考慮していましたが、どの程度参考になるものなのでしょうか。
- 今使っている腸内細菌科用のグラム陰性桿菌同定キットの精度に疑問があるのですが、客観的に比較検討した文献があったら教えて下さい。
- レジオネラの尿中抗原検出法の意義、測定キットおよび保険上の扱いを教えて下さい。
- バンコマイシンの血中濃度をモニターする際知っておくべきことを教えて下さい。
- 抗酸菌培養で4週目判定が陰性であったにもかかわらず、8週目判定が陽性、コロニー数7個でした。このまま結核菌陽性と報告してよいでしょうか。
- 一定期間毎に細菌検査に関する統計資料をまとめ、それを治療に役立てれば、保険点数が加算されると聞きましたが、どのような資料を作ればいいのでしょうか。
- ペットから人間にBウイルスが感染したと聞きましたが、詳しく教えて下さい。また他にはどのようなウイルスに注意が必要でしょうか。
- 未熟児用の保育器の加湿器の水から、非病原性の非発酵菌が検出されました。実務的な対処法を教えて下さい。
- Pseudomonas aeruginosaのメタロβラクタマーゼの検出方法を教えて下さい。
- 肉眼的所見がM・J分類でM1の喀痰からMRSAが103~104CFU/mlとほぼ一定して検出され、口腔内常在菌も肺炎の所見も見られない方がリハビリテーションを受けることになりました。管理上特別な配慮が必要でしょうか。
- 薬剤感受性試験において、小児用のセットを組む場合の注意点を教えてください。
- 核酸増幅検査で結核菌陽性となった場合はすべて排菌患者として対処すべきでしょうか。
- 血便の患者の糞便培養でKlebsiella oxytoca が純培養状に検出されましたが、病原細菌と考えて良いでしょうか。
- クリプトスポリジウム原虫感染症の治療法について教えて下さい。
- MRSAの判定において、オキサシリン耐性、セフェム感性のS.aureusが検出されました。どう判断すべきでしょうか。
- MRSAの保菌者について、感染者との鑑別法および院内感染対策上の取り扱い、特に除菌の適応について教えてください。
- (1)MRSAのコアグラーゼ型と薬剤感受性の関係、および(2)ヘテロ型バンコマイシン耐性MRSAについて、わかりやすくご教示ください。
- 非定型抗酸菌を排菌している患者について、院内感染対策上の注意を教えてください。
- O157の抗血清で凝集するのに、Vero毒素を産生しない大腸菌はどのように判断するのでしょうか。[1998.03.27改訂]
- Pseudomonas aeruginosaとPseudomonas sp.の鑑別のためNACとアシルアミダーセ培地を用いていますが、Alcaligenes属も発育する可能性があります。これらを簡便に鑑別できる方法がありましたら教えてください。
- 所属する大学病院で、MRSAの環境調査をはじめて行うことになりました。院内感染対策委員として実施計画を立案中ですが、考え方のポイントをご教示下さい。
- C.pseudodiphtheriticumは抗酸菌ではないにもかかわらず、Ziehl-Neelsen染色で陽性に染まることがありますが、これによる偽陽性を防ぐにはどうしたらよいでしょうか。
- C.diphtheriaeを検出する培地および毒素試験について試薬の入手法等につき具体的にご教示ください。
- O157の産生するVero毒素について、毒素の検出量と臨床症状とは関連性があるのでしょうか。
- MCTD小児患者の胸水中のアデノシンデアミナーゼ(ADA)が55U/lを示しましたが、胸水の好酸菌培養及びツ反は陰性でした。自己免疫疾患による胸水ADA活性の増加と考えてよいでしょうか。
- レジオネラ菌の染色に用いるヒメネス染色について、試薬の調整法を含めて具体的に教えてください。
- 従来地方衛生研究所で無料実施していたVero毒素の検索を、健保収載に伴い全て医療機関側で実施するよう保健所から求められましたが、腸管出血性大腸菌感染症の伝染病予防法による指定を受け、検査部門としての具体的な対応指針があればお教えください。
- 腸管出血性大腸菌の感染を疑って患児の便を検査したところ、Vero毒素と血清型O26の病原性大腸菌が検出されました。O157の場合と比較し何に注意すべきでしょうか。
- 胸水中のアデノシンデアミナーゼ(ADA)が1000U/lを超える異常高値を示した場合、結核菌が胸水および胃液中に培養やPCRで検出されなくても、結核性胸膜炎を疑うべきでしょうか。
生理検査
- 心エコー中隔motionのflutteringについて
基礎疾患高血圧・ホルターPAC 59/1日。今回動悸あり本人希望にて施行。心エコーEF 70%、IVS 11mm、LVPW 11mm、MR I°、PR I°、RVDd 30mm、LVDd 55mm、LVDs 37mmです。Bモード記録中IVSが震えて描出されていました。ルーチン中調律洞性。考えられる原因を教えていただけますでしょうか。 - 臨床工学士に腹部エコーを教育することの可否について教えて下さい。
- 現在、当院ではMモードで12 mm以上を心肥大と取っていますが、医師の要望でMモードで心筋重量を計る方法を検討しています。しかし、求心性心肥大では値は低くなり、心拡大でも異常値となることがあります。色々文献等を調べますが良い方法が見つかりません。また、正常値も正確にわかりませんので、できましたら教えて下さい。私自身としては、心肥大を見るのには心筋重量を測るより現在の方法が良いのではと考えています。他の施設では心肥大の評価はどのようにしているのかも知りたいので、分かりましたらお教え願います。
- 心エコー検査で腹部の下大静脈と大動脈を検査する目的と、判定基準を教えて下さい。
- 筋電図などの神経生理検査と心エコーを担当する事になりました。これらの検査に関する分かりやすい教科書と、バックボーンとなるようなできるだけ分かりやすい医学書を探しています。
- 重心動揺検査の導入を検討中ですが、臨床的意義および検査結果の解釈について教えてください。
- 心エコーのTei indexとは何ですか。
- トレッドミル運動負荷試験で発生した事故の頻度や種類の統計はありますか。
- 臨床検査技師が経食道エコーのプローブを操作することに、法律上の問題はないのでしょうか。
- 心室中隔欠損症などの先天性心疾患を手術で治療した後でも、心エコーで奇異性運動が見られるのはなぜでしょうか。
- 心エコーで収縮末期から拡張期にかけて左房内に流入する、ドップラーで2峰性のインフローの示す血流が見られました。何が考えられるでしょうか。
- 自動解析心電計では紙送り速度をいくら調節しても、QTc延長という診断が出やすいように思いますが、何故ですか。
- 冠動脈疾患で心不全に陥った患者の心エコーで、左房から左室、左室から大動脈へと流れるエアー様の所見を認めました。何が考えられますか。
- ホルター心電図の記録時間の計測値と実測値を使って、異なるメーカーの機器間で精度管理を行うことはできますか。
- 100%酸素供給中の血液ガス検査の正常範囲を教えてください。
- 不整脈の既往のある患者さんついて、安静状態の心電図では所見がなかったので、患者さんと話をしながら再度記録したら今度は期外収縮が出現しました。原因は何でしょうか。
- 動脈血ガス分析を行うとき、検体を氷水に入れるのはなぜですか。
- 聴性脳幹反応(ABR)の潜時に影響を与える薬物とその機序について教えてください。
- 急性腹症の超音波診断について、(1)卵巣嚢腫の茎捻転に特徴的な所見、(2)小腸と大腸の鑑別法、(3)虫垂周囲の膿瘍または腹水の確実な検出法があれば教えてください。
- 超音波検査におけるナットクラッカー症候群の判定基準について教えてください。
- 肘部管症候群および手根管症候群における神経伝導速度の測定および評価のしかたを教えください。
- 腹部エコーで診断されるナット・クラッカー症候群について分かりやすく説明してください。
- 運動負荷試験中に動脈血酸素飽和度をパルスオキシメーターで連続モニターしているとき、表示される脈拍数が心拍数の半分位になることがあります。装着方法に問題があるのでしょうか。またこのとき酸素飽和度の計測値は信頼できるのでしょうか。
病理検査
- 当施設では組織固定用にWAKOの20%緩衝ホルマリン・マイルドを使用しています。使用済み廃液は業者に引き取ってもらっています。資料によると水酸化カルシウムを加えることで、下水に流すことが出きるとのこと。早速試してみましたが、全く着色しません。臭気は1週間ほどで大分とれたみたいです。資料には20%ホルマリン水となっていましたが、当施設で使用している20%緩衝ホルマリン・マイルドとは、どう違うのでしょうか? 何か良い方法があれば教えてください。再生も考えましたが、装置が高価なためちょっと無理なようです。(
- 気管支肺胞洗浄液の細胞数算定方法を教えてください。
- 私は解剖介助の名の下に、実際には解剖そのものを行っていますが、このような行為は法律に違反しないのでしょうか。また解剖介助の手当が1100円ときわめて低額ですが、厚生省や技師会の考えを教えていただきたいと存じます。
- 術中迅速細胞診にはまだ標準操作法がないようですが、指針となる方法があれば教えて下さい。
- 免疫染色におけるマイクロウエーブの利用法について教えてください。
- この度整形外科の先生よりご質問を頂き、いろいろ調べましたがお答えしかねております。お忙しいところ恐縮ですが、ぜひ教えていただきたいと思いメールを送らせて頂きました。
内容は「長期の透析によって出来た手の結節の内容物の同定をしてほしいが検査できるか」というもので、質問頂いた先生はその成分はカルシウムではないか?とおっしゃっています。文献ではβアミロイドが組織に沈着するということは紹介されていますが、カルシウムについては特に触れられていません。今回は結節からとった穿刺液での提出でした。透析によって出来た結節についてそのような検査をする意義があるのでしょうか?
また、当社では手根管症候群の患者さんの滑膜組織にβアミロイドの沈着があるか調べるために免疫染色をして偏光観察していますが、その他の材料(例えば手にできた結節の組織)、方法でβアミロイドの証明ができますか。 - 糖尿病患者で神経伝導速度を測定する際、1)どの神経を測定したらよいのでしょうか。また、MCV、SCVどちらで測定するのが望ましいのでしょうか。2)糖尿病患者では、速度、波形どのような変化が認められるのか。また、どの位の重症度で変化が認められるのか。以上について教えて下さい。
診療報酬
- 今回の改訂で検体検査管理加算(I)および(II)が設定されましたが、より高水準の検査が求められるべき(II)該当の施設においてのみ、ブランチラボやFMS方式にかかわらず算定できるような形になったのは、なぜでしょうか。
- 検体検査管理加算に必要な検査適正化委員会の運営規定について、具体的に教えて下さい。
- 一定期間毎に細菌検査に関する統計資料をまとめ、それを治療に役立てれば、保険点数が加算されると聞きましたが、どのような資料を作ればいいのでしょうか。
- 外注委託した検査について判断料の算定は可能でしょうか。
- 「検体検査管理加算」について解説してください。特に施設基準にある「臨床検査を専ら担当する常勤の専門医」ついて、実際にはどの程度厳しく審査されるのでしょうか。
- トロンボテストとプロトロンビン時間を同時測定した場合、いずれか1項目しか算定できないと聞きましたが、なぜでしょうか。
- 新規収載検査の審査過程、D-1・D-2等の分類、区分、包括化について、基本知識として知っておくべきことを概説してください。
- 平成10年度の診療報酬改定で新設された造血器腫瘍核酸増幅同定検査(2,000点)について、対象項目や施設基準を教えてください。
- 赤血球の不規則抗体検査はすべての手術ついて保険請求可能でしょうか。
- 「検体検査管理加算」について解説してください。
- 内視鏡検査前検査として行うHBs抗原、HCV抗体、梅毒の検査は常に保険で認められるのでしょうか。
- 入院時のスクリーニング検査として行うHBs抗原、HCV抗体、梅毒の検査は常に保険で認められるのでしょうか。
その他
- ICG(インドシアニングリーン)検査に関して、質問です。
- オーダリングシステムの検査報告用紙のあり方について。
- 医師国試問題公募用、問題作成手引きではTCの基準範囲は120~250、欄外に動脈硬化学会の提案の220以上が高脂血症とあります。この為に、基準範囲を220までと定めている施設が多々ありそうです。私の大学もそうです。これでは正規の基準値ではない筈です。この現象に対する、多くの施設での実情と、基準値を大切にする本学会の、姿勢を教えて下さい。
- 当院では、現在オーダリングの準備を進めております。オーダリングに当たり、臨床検査項目のコードを日本臨床検査医学会臨床検査項目分類コードを利用したいと考えております。HPを拝見しましたが、現在掲載されておりますコードは第10回改訂(JLAC10)・第1版です。現在採用されている検査項目でJLAC10では、対応できていない項目もあります。
III.「項目コード」の改訂において
現在、新規の検査項目が毎年40~50件導入されている。これら分類コードについては、年6~8回開催予定の本委員会でコードを決定し、その結果をとりまとめた上で適宜「臨床病理」誌上にて公表する予定である。との記載がありますが、
1. 検査項目コードの改訂作業は行われているのでしょうか?
2. 改訂作業の結果報告がございましたら掲載紙あるいは内容をお教えください。
3. 今後の改訂予定などもわかる範囲でお教えください。
4. 新規項目について改訂作業までの仮コードの付け方などルール化されたものがありましたら、お教えください。
5. また、6桁運用コードの提案がなされておりますが、運用コードについては、系統づけた拡張が困難であると個人的には考えておりますが、学会方針としては、今後の標準化を15桁(結果は17桁)コードを中心に進められるのか、あるいは6桁運用コードを中心に進められるのかについてもお教えて下さい。 - 複数の施設によるミニサーベイのレポート資料として、ツインプロットグラフ上に等確率楕円を描きたいのですが、表計算ソフトを利用して作成できないでしょうか。
- 全自動血球計から排出される廃液を直接下水へ流すのは問題ではないか、と医療監査で指摘されたのですが、どう対処すればよいでしょうか。
- 登録衛生検査所に対する国際的認証制度の見通しについて教えて下さい。
- 採血後サンプルを宅急便等で遠隔地に送るという行為につき、何か規制はありますか。
- FMS契約時に、病院側から業者にどのような要求を呈示すればいいでしょうか。
- 臨床検査技師を目指して勉強中ですが、生殖医療に興味があります。将来顕微受精等に従事することは可能でしょうか。
- 最近話題になっているISO規格による認証は、やがて我々の検査室でも必須の条件となるのでしょうか。
- 臨床検査技師になりたいと思っていますが、最近は需要が少ないと聞きます。臨床検査技師以外でこの資格が有利に働く職業はあれば教えて下さい。
- 検査報告書への記名につき、何か決まり事はあるのでしょうか。特に輸血検査では問題だと思いますが。
- 海外では国際単位が中心なので換算に困っています。対処法と日本など各国の今後の普及の見通しを教えて下さい。
- 「緊急臨床検査士」の試験対策に役立つ本があったら教えて下さい。
- 有機溶剤健康診断の結果2,5-ヘキサンジオンが高値の作業者が見つかりました。どのように対処したらよいでしょうか。
- 将来臨床検査の仕事をしたいのですが、今の学科では臨床検査技師試験は受けられません。やはり資格は必要でしょうか。
- 将来臨床検査技師になりたいのですが、専門的なことで身につけておくべき事は何かありますか。
- 臨床検査技師として公務員試験を受け、県や都の病院に勤めたいのですが、勉強の方法を教えて下さい。
- 臨床検査技師志望ですが、遺伝子検査の今後の見通しと、遺伝子関連の大学院について教えて下さい。
- 肺癌検診に有用な腫瘍マーカーや適切なcut off値について教えてください。
- 高齢者の正常値について、現在の考え方について説明してください。
- 郵便検診で誤診が起こったとき、薬事法等の法的規制はあるのでしょうか。
- インターネットに接続すれば無料で文献検索が出来ると聞きました。ぜひ具体的方法を教えてください。
- 同じ項目なのに測定法が変わると時系列比較ができず困っています。それぞれの正常参考値の上限(x1, y1)と下限(x2, y2)の値を用いて、下記のような比例式に当てはめて換算する方法で比較することはできないでしょうか。
y = ax + b
傾き:a = (y1 - y2) / (x1 - x2)
y切片:b = y1 - ax1
また実際にやってみるとy切片がゼロにならないのはなぜでしょうか。 - IU(国際単位)の単位および標準物質の根拠について教えて下さい。
- 臨床検査医の実務では認定産業医の資格があると好都合と聞きました。資格の取り方を教えてください。
- FMSの導入に当たって注意すべき点を教えてください。
- 結節性紅斑で加療中の女性が両膝関節痛のため歩行困難となっています。ベーチェット病や膠原病等の所見はなく、軽快しつつあるので生検をせずに経過を見ていますが、さらに追加すべき検査があればご教示ください。
- 夜尿症の診断にはいくつもの検査が必要です。外来患者の負担にならない効率的な進め方はないでしょうか。
- 臨床検査技師を志望していますが、進路として専門学校と大学の違いについて教えて下さい。
- 最小検出濃度の求め方について教えて下さい。
- シンチグラムの後で検査用に採血する場合、どのくらい時間をおくべきか、骨シンチ(99mTc-リン酸化合物)、Gaシンチ(67Ga-citrate)、副腎シンチ(131I-adsterol)について相談を受けました。どのように考えればよいでしょうか。
- 事務局
-
〒101-0027
東京都千代田区神田平河町1番地
アクセスマップ
第3東ビル908号 -
TEL 03-3864-0804
FAX 03-5823-4110
E-mail:[email protected]